「アウディ RS Q3」滅多にお目にかかることはありませんが、こんな車もあります。2014〜2016年の8U型と言われるモデルをご紹介。この車両はその名の通り、ベースをQ3としており、その小柄なボディに310馬力、420Nmを誇る2500ccのターボエンジンを搭載。このエンジンに特徴があり、あまり聞き慣れない5気筒。(父親が昔乗っていたVWサンタナという希少な車、これも5気筒だったな、、、)馬力もトルクも排気量から比べるとスポーティーな味付け。調べてみると、これはR8に搭載しているV10エンジンの設計と通ずるものがあり、言わばこれを半分にしたもの。R8のエンジンと言えば、ランボルギーニ ガヤルドと共通!妄想を膨らませれば、「ガヤルドと共通のエンジンで、小ぶりでおしゃれなSUVボディを動かしている」イメージで運転できちゃう(膨らませすぎでしょうか)。この高出力に分厚いトルクをアウディ自慢のSトロニックでタイヤに伝え、更にアウディの代名詞クワトロシステムによって無駄・漏れなく路面にパワーを伝えられる、、、だいぶテンション上がります!
更に、RSブランドによるブレーキ、シート、専用アルミホイールやグリル、その他細部に渡る一つ上の味付けなども相まって、「所有する喜び」は”お値段以上”かと。気になるお値段は、2024年9月時点で、走行距離5万キロ前後の車両が200万円台前半〜販売されています。
これだけ高スペックかつロングストロークエンジンであることから、特有の「オイル喰い」も想定されますので、購入時のチェックとオイルメンテナンスは大事でしょうし、パーツ類も高額になることが予想されるため、維持費と状況によっては手放す覚悟は必要かと思いますが。
細かいことになりますが、実はこれだけ走行性能が高いのにも関わらず、マフラーは意外と左に1本の片側出し。デザイン的にも、車両の性格的にもアウディであれば両側出しが想定され、はじめは違和感がありました。ですが、エンジンのくだりで「V10エンジンの半分だから1本」と勝手な解釈をし、今となっては「アウディさん、ナイスチョイス!」と思ってしまっています。2020年から発売されているF3型は同系のエンジンで両側出しになっていますが、、、
私の主観ですが、こちら「アウディ RS Q3(8U型)」のいいところを箇条書きにしてみます。
- ランボ ガヤルドのエンジンを一部体感できる
- Sトロ、クワトロ等アウディ得意の技術がしっかりと入っている
- こんなにハイスペックにも関わらず、ボディはおしゃれなSUV
- この値段でRSブランドに乗れる
- 細部まで確認すれば、他人と被らない
- 意外と燃費がいい
- SUVのため、再リセールも他のRSシリーズよりは期待できる
- マフラー1本出しのこだわりがいい
と言ったところでしょうか。いいところばかり見ると目が眩みますが、気をつけたいのは「維持費」です。販売店でお世話になるか、身近にこの車両をメンテナンスできる整備士を見つけるか。購入費が安く抑えられるので、その半額ぐらいはメンテナンス費用として心得ておくことをお勧めします。あと、Q3ベースなので狭いです。
それにしても、こんな尖ったSUV、日本では作らないのでしょうね。この車両を検討する方は、比較とするとS Q5やポルシェ マカンを対象にあげるようです。
一度はこんな車乗ってみたいな、と思える一台ではないでしょうか。皆様もこだわった愛車で素敵なカーライフをお過ごし下さい。
コメント