これまで格安で購入できる車両をご紹介してきましたが、一定程度年数が経過している車両を所有することのリスクとして「メンテナンス費用」が挙げられます。特に輸入車はその費用が高額になるケースが多く、「信頼できる整備工場を見つけること」が安心とメンテナンス費用の抑制につながります。また、もう一つ、「自分でできることはやってみる」ことも効果大です。
今回はW204前期型 メルセデスベンツCクラスのフォグランプ交換についてご案内します。この車両も低価格で購入できる高級FR車としてとてもお勧めです。かつ車幅が1,770mmと、取り回しも抜群。
車両紹介はここまでとしまして、本題のフォグランプ電球交換です。「普段はフォグランプなんて使わない」というドライバーの方も、ドイツ車はフォグランプをコーナーランプとして機能させていることが多く、こちらの車両も例に漏れず。そして、しっかりしているのが、この年式(2006年式)の車両でも、電球切れを漏れなくアナウンスしてくれるのです。※表示を見た時は憂鬱な気持ちになりますが、、、
日中の写真なので分かりづらいですが、確かに左側だけフォグランプが点灯していません。。。
一旦落ち込むものの、実はこの車両、フォグランプの電球交換はとても簡単。バンパーや下回り、ホイールハウスのカバーなどの脱着は一切不要です。電球の周りをにある黒いカバーを、正面から取り外しが可能。写真の3箇所(1箇所切れてしまっています、すみません、、、)のネジでとまっているだけ。トルクス(T10)が必要になりますが、ダイソーで売ってます(写真はダイソー220円商品)。
黒いカバーを外すと、電球の背部にグレーのカプラーが見えます。これを自分から見て時計回りに45度くらいひねると引き抜くことができます。写真は電球右側から写しておりますが、手を入れるのは左側から。どうしても左手の作業になりますので、右利きの方には不慣れな作業になります。
ここまで外せたら、あとは電球を引き抜いて新しいものと取り替えるだけ。カプラーから電球がなかなか抜けないこともありますので、念の為マイナスドライバーもあった方がいいでしょう。ちなみに、今回新しく取り換えた電球はこちら。コーナーランプの特性から、明るさに強弱があるハロゲンを選択。色合いはなるべく白に近く、かつヘッドライト(この車両はLEDに変更)との差を認識できる程度のものが良いかと思っています。
あとはここまでの作業を巻き戻して装着すれば完了。トラブルさえなければ数分〜十数分で完了できてしまいます。点灯も確認できてひと安心。
今回は作業時間約10分、かかった費用は2,400円くらいでした。実はこの作業、3年ほど前にも行っており、その時は左右の色合いを揃えるために両方交換していました。Amazonでの購入履歴があったため、当時と同じものを間違いなく購入でき、今回は片方だけの交換でいいかな、と思っています。直近3年で6万キロ以上走行しているため、値段に対する耐久性も満足です。かつ、今回交換時に気づきましたが、電球を囲む反射素材に湿気の形跡があり、豪雨の中での高速走行や経年劣化による密封力の低下なども弾切れの原因になったかもしれません。
今回使用した電球以外にも、更にコスパの良さそうな商品もありました。あまり手間もかからないので、気分転換に色合いを変更する目的で交換してもいいかもしれませんね。
いずれにしても、簡単にできるものはセルフで、走行にリスクがあるものはプロに、うまく使い分けながら維持していくとコスパもいいですし、自分が手を入れた分、愛着も湧いたりします。今回の作業もどなたかの参考になれば嬉しいです。それでは皆さん、素敵なカーライフをお過ごしください。
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