かっこいいオープンカーは好きですか?!「レクサス IS コンバーチブル」

100万円以下で買える

”とにかくかっこいいオープンカーに乗りたい。乗り心地がいい方がいい。故障の心配が少なく、安心して乗れる車がいい。”こんな要望に応えてくれる候補として、「レクサス IS コンバーチブル」をご紹介します。まずスタイリングについて。20系レクサスIS(2005年〜2014年)をベースとしており、もともとスタイリッシュなスポーツセダンを、さらに2枚ドアのオープンカーとしているわけですから、もちろんカッコいい、しかも幅色い世代に受け入れられる上品なデザインと言えます。

特徴・長所・短所を整理して、もう少し詳しく見てみます。

特徴

  • 先述の通り、型式・世代的には、IS シリーズ(20系)をベースにオープンカー仕様として展開されたモデルです。 
  • ボディタイプは「ハードトップ折りたたみ式ルーフ(リトラクタブルハードトップ)+4席(2+2)」という仕様で、クーペ的な佇まい+コンバーチブルの開放感を兼ね備えています。
  • エンジン/駆動系:エンジンは2種類。IS 250Cは2.5 L V6、IS 350Cは3.5 L V6で、いずれも後輪駆動(RWD)仕様。6気筒エンジンのFR車となります。
  • ルーフ機構:三分割ハードトップを用い、「約20秒前後」で開閉を完了する高速で滑らかな作動も魅力です。
  • 内装・装備もレクサスらしい仕立てで、レザーシート、上質トリム、先進ナビ・オーディオなどを備備えます。
  • 実用性を意識した作り。「4人乗りも可能」「ハードトップ式で悪天候にも優れた遮音性」など、敷居を高めずにラグジュアリー・オープンを楽しめる仕様になっています。

こうした仕様・コンセプトから、IS コンバーチブルは「高級ブランドが手がけるオープン4シーター」「普段使い可能なラグジュアリーコンバーチブル」という区分と言えるでしょう。


長所(メリット)

  1. 上質な仕立て・ブランド価値
     「レクサス」というブランド名が示すように、内外装ともに質感が高く、静粛性や快適性も優れています。レビューを見ると、ルーフを閉じた状態での静粛性が高く評価されているものを多く見受けます。 
     やはり、ソフトトップ式コンバーチブルと比べて「ハードトップ折りたたみ式」を採用することで、屋根を閉じた時の質感や遮音性、悪天候対応力が高まっていると言えるでしょう。
  2. ルーフ開閉機構の速さ・スマートさ
     約20秒程度というルーフの開閉時間は、同クラスではかなり速く、ストレス少なくオープンモードに切り替えられる点も高評価です。
  3. 普段使いにも適した実用性
     4人が座れる後席、ちゃんとトランク容量がある(ルーフ閉じた状態)といった点で“趣味専用ではなく日常も使いやすいラグジュアリーオープン”として成立しています。
     繰り返しになりますが、ハードトップを採用することで雨天・冬季も安心して使えるという点も見逃せません。
  4. 信頼性・品質の安心感
     レクサス/トヨタ車というバックグラウンドがあるため、部品品質・車体品質・ブランド保証等の安心感があります。中古車市場でも「しっかり整備されていれば長く使える」という評声が多いようです。
  5. クーペとオープンの両立感
     開閉時/閉じ時に違和感の少ない仕上げがなされており、外観のプロポーションや内装の一体感も比較的高評価です。例えば「クーペ同然のスタイル」+「ルーフ開けた時の開放感」というバランスも好評、つまり「カッコいい車」です。

短所(デメリット)

  1. 後席・ラゲッジの制約
     後席のスペース(特に頭上・足元余裕)や、ルーフが開いた時のトランク容量の縮小は否めません。クローズ時であれば「ゴルフバック2本積める」、という書き込みもあります。ゴルフバックもカート型(丈夫で大きい、自立する)やスタンド型(スタンドを出して斜めに立てる、薄手)、素材もナイロンやエナメルなど色々ありますので、一概には言えませんが、比較的薄手の軽量モデルなら2本収納はできそうです。これはオープンカーとしてはむしろ「メリット」ですね。
    一方でオープン時(ルーフを開け・屋根を格納した状態)では、ゴルフバックは1個まで、という記述があります。あとは後席を上手く使えるかどうか、ですね。
    中古車を検討する際は、実際に荷物を積んでみるか、荷室床面・奥行・天井高・トランク口の状態(格納機構で空間が変形していないか)を確認することが重要ですね。私もよく自分のゴルフバックを持ち込み、実際に積み込んでみることは、よく行います。容量について◯◯◯Lなど記載も参考になるのですが、形状などにより自分が積みたいものが入るかどうかを保証してくれるものではないため、「実物での確認」をお勧めしております。
  1. 走行性能・運動性能での物足りなさ
     レビューの中では「走りは快適だがスポーツカーとしてのシャープさ・操縦感は控えめ」という指摘があります。具体的には、ステアリングフィールが軽め・ボディロールや剛性感がクーペ比で劣るという評価もあるようです。ステアリングフィールについては、レクサスを含むトヨタ車全般に言われがちなことですね。剛性感は、オープン機構からはやむを得ないかも知れません。中古車市場で狙うには、走行距離が短いもののほうがこのトラブルは少なそうです。
     また、オープン仕様ゆえの補強や重量増なども影響しています。運動性能を重視するなら、同じエンジン/駆動系を持つクーペやスポーツモデルには物理的に敵いませんが、素人ドライバーが感じられるほどかどうかは分かりません。
  2. 維持費・ランニングコストの高さ
     高級ラグジュアリー車ゆえに、部品代・整備代・保険料・税金などが“普通の小型車”よりも高めになります。
     特に中古車でのルーフ機構・電装系・シートヒーターなどのオプション装備に故障リスクがあり、修理コストが嵩む可能性があります。
  3. ルーフ機構・快適性面の注意点
     折りたたみ式ハードトップという高度機構ゆえ、「内部のレシーバー(構造)/モーター/リンク機構」の劣化・異音発生・シール劣化・重量増によるボディ剛性低下などが中古車では懸念材料となります。
  1. 燃費・税金・減価率などの面でのデメリット
     2.5L/3.5L V6エンジン搭載モデルであり、オープン+ハードトップ+補強構造ということで「重い車体」「燃費が良くない」傾向があります。また、排気量の大きいモデルや装備の多い個体では、自動車税・重量税・保険料も高くなります。

総合評価・選ぶ際のポイント

IS コンバーチブルは、「ラグジュアリーな4人乗り(2+2)オープンカーを、ブランド安心感と仕立ての良さで選ぶ」方にとって非常に魅力的なモデルです。日常の足としても使え、趣味車としても楽しめるバランスが整っている点が強みです。しかし、一方で「性能至上」「後席頻繁利用」「荷物多め」という用途では多少の妥協も必要です。

特に購入を検討する際には以下のポイントを気にすると良いでしょう:

  • ルーフ開閉機構の正常動作・異音・シーリング/リンク部の状態
  • 走行距離・整備履歴、特に電装/モーター/ルーフ機構の交換履歴
  • 後席・荷室の用途(例えば子どもを複数乗せる・ベビーカーやゴルフバックなど大きな荷物を載せるなど)に対応できるか
  • 走り・運動性能を重視するなら、クーペ仕様やスポーツモデルとの比較も検討
  • 維持コスト(燃料・税金・保険・修理)を長期的に見た上で「趣味車枠か毎日使いか」を区別しておく

例えば、「ブランド価値・快適性・4人乗れるオープン」という価値観を重視するなら、IS コンバーチブルは非常に満足度が高い選択になり得ます。

外装はカッコよく、内装はウッドコンビハンドルやレザーシートが醸し出す高級感、そしてオープンカーならではの開放感。大切な人と、特別なドライブを提供してくれるこの一台で、是非有意義なカーライフをお過ごしください。

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