昔憧れていたV８、排気量は4,000ccを超えるような大排気量エンジンを搭載した車両に、今では100万円も出せば乗れるます。そんなことは一昔前には想像つかなかったかも知れません。新車価格はインフレしている現代ですが、その現代の流行に逆行している中古車（特にセダンやクーペなどの不人気モデル）は軒並み新車時価格とのギャップが顕著です。
Y50系フーガを以前紹介しましたが、今回はその中でも先述の条件を満たす450GT（タイプP、タイプS、スポーツパッケージ）について、触れていきたいと思います。
※下記のカタログデータは日産HPより抜粋
比較する車種も少ないため、「とにかくV８エンジンを安価で体験してみたい」と言う方にはおすすめかと思います。高級感の中にもスポーティーさがあり、51系とのデザイン差があるためか、古臭さも感じにくいです。
個人的には、あまり主張しすぎない車両が好きであることと、よく見るとマフラーが左右2本出しとなっているところや、純正１９インチアルミのデザインなど、よく見るとあまり他人とかぶっていない「天邪鬼的な所有する喜び」を得られるところがおススメポイントかと。
デメリットとして考えられるのは、燃費の悪さ、税金の高さなどのコスト面に加え、このクラスの車両の割にエンジン特性が最高出力に重きを置いているのか、やや高回転重視と考えられるところです。
車に何を求めるか、にもよりますが、「低回転からの圧倒的なトルク」を期待した場合、その車重と相まって、350GTモデルとそう大差はないのかも知れません。
限られてきますが、同じ国産サルーンで「クラウンマジェスタ」や「レクサスGS430」などが近しい存在になりますね。機会を見て比較してみたいと思います。
是非、昔は手が届かなかった車を愛車にして、素敵なカーライフをお過ごし下さい。
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