「電動フルオープン」 「輸入車」 「メタルトップ」 これで走りも良かったらどう!?

100万円以下で買える

ようやく猛暑もピークを過ぎましたでしょうか、もうすぐ行楽日和の秋が訪れます。最近は夏が長く、秋が短いイメージですが、、、せっかくの行楽シーズン、遊び心のある車で満喫しみててはいかがでしょう。

今回は、「電動フルオープン」「メタルトップ」で「走行性能も抜群の輸入車」が100万円以下で購入可能という1台を紹介します。

フォルクスワーゲン イオス(2006年〜2010年)

こちらの車両、魅力を語るには多過ぎて何からお伝えすればいいか悩みますが、、、5つのポイントをお話しします。

①電動フルオープン・・・電動で25秒での開閉。ガラスルーフにもできます。クローズ時はメタルトップならではの剛性とクーペスタイルも楽しめるマルチな1台。クーペスタイルでは、同年代に販売されていたセダン「ジェッタ」に見間違えそう、、、

②スタイリングの良さ・・・先述のように、オープン、クーペ両スタイルをこなしますが、顔つきも当時フォルクスワーゲンで多く採用されていた「ワッペングリル」を同車でも採用。メッキをふんだんに使っており、存在感は抜群です。

③知る人ぞ知る「DSG」+「TFSI」によるキビキビした走行性能・・・私自身は、ここがフォルクスワーゲンの車両で最大の魅力だと思っています。まずはDSGについて。いわゆる「ツインクラッチマニュアル」「ツーペダルマニュアル」といった構造になります。なんと言っても、トルコンにあるようなロスがない、マニュアルミッションの「ダイレクト感」があります。加えて、マニュアルでの半クラッチ状態の時間を極限まで短くし、それでいて変速ショックがほとんどない、オートマとマニュアルの良い所どり。今では他社でもロックアップ機能などがあり燃費等に貢献していますが、発進時のダイレクト感などはDSGの方が上手かと。変則の滑らかさと繋がりの良さは、タコメーターを見ていると、その針の動きから、ギアがパンパンつながっていくのが分かります。

加えて、低回転から太いトルクを発生させる「TFSI」エンジン。こちら2.0Tグレードに搭載されているエンジンは最大トルク発生回転数が1,800回転と、極めて低回転からターボを効かせています。その結果、あたかも大排気量エンジンのようなスタートから豊かなトルクを発生させ、滑らかにパワーを引き出し続けることから、1ランク上質な車と思わせます。アクセルに足を置いた瞬間から太いトルクを発生させるエンジンと、マニュアル同等のダイレクト感を実現するミッションの相性がすこぶる良く、アクセルの踏み加減と加速が一致しするリニアな運転感覚は是非一度味わってもらいたいものです。

④意外と燃費がいい・・・ハイブリッド車には到底敵いませんが、ガソリンエンジンかつトルクの太さや加速の良さなどを考慮すると、燃費は良い方に思います。カタログデータは2.0Tグレードで12.2km/lですが、走行環境によっては15km/lなんてこともあります。一方で、アイドリングストップがありませんので、渋滞や停車が長かったりするとその燃費性能は大きく損なわれます。ただし、マニュアル同等のダイレクトなパワー伝達、回転数を高くせず走行するターボ特性、加えて直噴エンジンであることと、電動ステアリングなどが奏功し、低燃費を実現する理屈を肌で感じることができます(電動ステアリングについては賛否ありますが、私はこちらの方が好きかも知れません)。

⑤選べるグレード2種・・・一見少ないと感じますが(実際少ないですが)、先述の2.0Tは2,000ccターボモデルに対し、もう1種はV6 3.2lのNAエンジンということで、2種類ながら大きく性格の違うエンジンを搭載し、異なるリクエストに応えます。ダウンサイジングターボが主流の現在では希少となるV6エンジン、これをカブリオレスタイルでも、クーペスタイルでも味わえるのはこの車だけかと思います。2種のグレードで車重も50kg差ということを考えると、6気筒がお好きな方はV6もいいですね。

私自身、イオスがとても好きで、またフォルクスワーゲン自体も好きなこともあり、後半はオープンカーであるイオス独自というよりフォイルクスワーゲン全般の特長を語ってしまいました(笑)。当然、年式からくる故障に気をつけなければいけませんし、オープンカーですから事故歴などフレームに影響することには注意する必要があります。また、たくさんメリットを書きましたが、大きな注意点として2.0TのTFSIエンジンですが、オイルを消費するクセがあります。あまり進行していると、前オーナーのオイルメンテによってはイグニッションコイルにダメージがある場合がありますので、購入時には点検をしてもらいましょう。

また、よく言われているDSGのメカトロですが、私は数台乗り継いで、累計20万キロ以上乗っていますが一度も不具合が出たことはありません。特別なメンテナンスもしておりません。運がいいだけかも知れませんが、過度な心配は不要かと思います。それでも心配な方は購入時にはDSGの機構にも詳しい販売店を選ぶことをお勧めします。

現在、イオスは2グレードとも100万円前後で流通しております。タマ数もだいぶ減ってきているようですので、気になる方はセカンドカーとしてでも一度入手されてはいかがでしょうか。

特徴のあるクルマと共に、素敵なカーライフをお過ごし下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました