今となっては希少となっているFR車。昔からのモーターファンからには根強い人気かと思います。
FR車の良いところは、独特の乗り心地やハンドリングの良さ、車両全体のバランス、などが挙げられます。一方で、デメリットで言うと、ドライブシャフトが入る事によって室内空間やトランクスペースが狭くなること、部品点数が増える事により原材料費が上がってしまうこと、雪道でスリップしやすいこと、などが挙げられます。
また、自動車メーカーの技術の向上により、最近のFF車はハンドリングや乗り心地が向上しており、最早乗っているだけでは駆動輪がどこなのか分からないくらいでしょう。
そうなると、新車で投入される車種でFR車が激減するのも無理はないのですが、「やっぱりFR車にこだわりたい」と言う自動車ユーザーも一定数いらっしゃると思います。
そんな方々にお勧めの情報がこちら、「新車時価格の3分の1以下で買えるFR中古車」です。
現在のトレンドである「室内空間の広さ」にビハインドのあるFR車は、中古車市場では安く流通しており、大変お得に入手することができます。今回は、新車時登録から10年以内、走行距離5万キロ以下に絞った上で、新車時価格の3分の1で購入できる車種をご紹介します(大手中古車販売サイト参照)。
メルセデスベンツ Eクラス W212型
憧れのメルセデスベンツEクラスもここに該当してきます。
例)2015年式 E300アバンギャルド:新車時価格 756万円
⇨走行距離ー4.8万キロ 色ーブラック:車両本体価格 117万円 支払総額 136.2万円
これまたお好きな方もいらっしゃるでしょう、6気筒エンジンです。大排気量からのトルクは乗り心地にも寄与するものと思います。
エアサス装着車、ディーゼル車は、故障の確率が上がりそうなので維持費の観点から上記グレードをお勧めしています。
日産 フーガ Y51系
日産の高級車フーガ。こちらもEクラス同様に高級セダンとして憧れた方も多いのではないでしょうか。
中古車市場では、グレード間の価格差が新車時に比べると小さいため、ハイグレードのものがお買い得なことが多いです。また、レザーシートなどお金のかかるオプションも、中古車となると値段への影響が小さいため、オプションが豊富な車両を選ぶのも良いと思います。
例)2015年式 370GT :新車時価格 502万円
⇨走行距離ー4.8万キロ 色ーホワイトパール:車両本体価格 94万円 支払総額 108.6万円
レクサス LS 40系
国産高級車の代名詞「レクサス」。その中でも高級セダンの位置付けである「LS」もまた、現在のセダン離れ傾向からか、中古車は大幅ディスカウント。
例)2016年式 LS600h 新車時価格:1,015万円
⇨走行距離ー3.9万キロ 色ーソニックチタニウム:車両本体価格 268万円 支払総額 283.1万円
お得車両を探すポイント
今回取り上げたFR車と言う時点で、どちらかというと現在では「不人気車」の部類に入ると思います。中古車市場は「需要」で価格が決まってくるため、不人気であることは買い手にとっては有利な状況です。
更に、グレードやオプションは新車時価格では100万単位で金額が変わるものの、中古車となるとその差は小さく、せっかく中古車で購入するのであれば、オプション豊富でハイグレードなものがお買い得となります。
ただし、ここで注意したいのは、中古車であるために、すでに一定年数が経過しています。「当時の革新的な技術、パーツ」については、まだ完成度が高くないものも含まれるため、その機能は避けた方が良いでしょう。
お得に購入し、維持費もなるべく抑えられれば、当時1,000万円を超える車両が維持費込み2〜300万円で数年間は楽しむことができます。
ご自身の「こだわり」が世の中のトレンドと乖離があればあるほど、中古車市場において「お得」が増す事になります。ぜひお得に「所有する喜び」も噛み締めて素敵なカーライフをお過ごしください。
コメント