中古車市場でもあまりタマ数はないのですが、お近くにあれば是非みていただきたい車両です。



①デザイン
これは、”アウディ”ですから。洗練された内外装は言わずもがな、です。特にマイナーチェンジ後はヘッドライトのLEDも現代のモデルとイメージが近く、古臭さを拭えます。シートの色も赤黒ツートンなど、オープンカーのイメージを利用した強調するもので、エレガントかつスポーティーなデザインです。
②4人乗りオープンカー
車検証上は4人乗りでも、実際の後部座席は人が乗るものではない状態のものも散見されますが、こちらは実用性も兼ね備えた作りになっています。大人が長距離を乗ることについてはお勧めできませんが、1時間以内の距離感であれば問題ないでしょう。助手席は十分なスペースが確保できるため、適宜入れ替わったりすれば、航続可能距離も伸びるでしょう。
③ソフトトップ
こちらは良し悪しがあります。メタルトップの強度や安心感は魅力的ですが、こちらのソフトトップも遮音性はメタルトップと遜色がなく、オープンカーの欠点である車両重量の増加を抑制しています。また、ボディカラーと別の配色を選択し、おしゃれな雰囲気を醸し出すことができます。
重量の軽減と、重心の低さを実現できるソフトトップですが、保管状況によっては経年劣化はやむを得ないところです。
④V6エンジン+クワトロ
この時期のアウディは4気筒ターボが中心で、A5も例外ではありません。2,000ccの4気筒ターボも馬力、トルク共に十分な数値ですが(というより、高性能エンジンと言えますが)、やはり4気筒と6気筒のフィーリングの違いは否めません。また、スーパーチャージャーを搭載しているため、最高出力333馬力、最大トルクは44.9kg・mを発揮します。先述の通りソフトトップで抑えられているものの、それでも車両重量が1,990kgとヘビー級ではありますが、これだけの馬力とトルクがあれば十分どころか、ハイパワースポーツカーそのものですね。
A5のエンジンとの比較でもう一つ、先述の2,000ccターボエンジンは、低回転から太いトルクを発生させ、大変優れた動力性能を発揮しますが、一つ欠点があります。それは「オイル喰い」とも言われるオイル消費です。内径と行程の差が大きいロングストロークエンジンで、ピストンシリンダーのクリアランスを大きめに設定されていることから、オイル燃焼が進むと言われており、車両によっては1,000キロ走行せずにオイル1リッター消費する個体も多く存在します。
S5のエンジンは3,000ccで6気筒ですから、こちらの方が部品点数も多く、高性能かつ複雑な作りになりますが、A5にあるようなオイル消費の事例は少ないです。どのようなエンジンでも、オイル管理を怠ったり、適合しないオイルを使用したりすればトラブルになる可能性は高まりますが。
そして、これら高性能エンジンの動力を路面に伝えるのは、アウディの代名詞「クワトロ」。縦置きエンジンのクワトロですから、後輪重視の、実にハンドリングが素直な、かつ4輪で路面を駆る安定感を提供してくれる作りになっています。これはA5も同様です。
⑤ボディサイズ
こちらはA5とほぼ同等になりますが、全長×全幅×全高は4,655×1,855×1,375mmと、日本の道路事情にマッチしたサイズとなります。6気筒エンジンの車両は大きめのものが多い中で、こちらはエンジン性能とボディサイズのバランスが非常に魅力的なものと感じます。
まとめ
4人乗れて、大きすぎないオープンカー。デザインもエンジン性能も申し分ない、ここまでの条件を揃えると、新車時価格は車両だけでも1,000万円に届きそうな金額ですが、中古車となると200万円前後で手に入ります。このような車は家族構成によって所有の難易度が変わるでしょうから、長期所有は難しいかもしれません。ですが、新車時価格の5分の1で所有できるとなると、車検の2年間だけ所有してみる、などのように趣味的にオーナーになってみるのもアリではないでしょうか。また、リセールが厳しい車両ほど、中古車での購入がお得ですが、一度価格が下がり切っているものは、その次のリセールは意外と落ちないものです。うまくいけば差し引き100万円くらいで2年間オーナーになれるかもしれません。
こだわりの詰まった、良いところが沢山あるS5カブリオレ。最大の難点はタマ数が少ないことです。もしお近くに販売されているものがあれば、一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
流行に左右されず、今自分が乗りたい車、そんな車を愛車にして、是非有意義なカーライフをお過ごし下さい。



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