「いつかはクラウン」のキャッチフレーズで高級車の代名詞ともなっていたクラウン。2023年に30系と呼ばれる今までのセダンの王道とだったデザインから大幅フルモデルチェンジ。
好き嫌いはあると思いますが、確実に一つ明確なことが。それは、「これまでのクラウンは古くなった」という印象を与える、ということです。しかも、クラウンを新車で購入されるような富裕層の方々は特に、型落ちモデルに乗り続けることに抵抗あるでしょう。となると、これまでのクラウンは中古車市場への流通量が増え、セダン不人気の風潮から価格崩壊・・・
売却をお考えの方には厳しい状況ですが、購入を検討する方、特に乗り心地のいいセダンを、という方には千載一遇のチャンスです。
今回はクラウンの中でも30系の影響で型落ちとなったモデル”220系(2018.6~2022.7)”を、その中でもハイブリッドモデルを除く”2.0RS”について、その特徴と流通価格を調べてみました。
中古車価格は220万円〜500万円ほど。新車時の車体価格は500万円〜570万円くらい。つまり約5年で半額(乗り出しではそれ以下?)となった状況です。極めて故障の少ないと言われているトヨタ車、かつその中でも最上級車格に該当する車両を、まだまだ走れる5年落ちで半額以下ですから、これはお買い得かと。一方で、次のリセールにはあまり期待できないため、「いいものを長く」の思考で購入されることをお勧めします。
また、220系はセダンというものの、リアピラーを極端に寝かせてクーペのようなフォルムに加え、フロントグリルの存在感を出し、非常にスタイリッシュに仕上がっています。特にRSは旧モデルの「アスリート」の後継とも思われるグレードで、スポーティな外観となります。
エンジンは2リッターターボエンジン直列4気筒。これは低回転から豊かなトルクを発生させるエンジンで、まるで高排気量エンジンかのような澱みないパワーを発揮します。その出力とは裏腹に、指定燃料はレギュラーガソリン。クラウンなのに財布にも優しいですね。
また、車幅は1.8mに抑えられており、FRのハンドリングも相まって、とても小回りのきく車両になっております。この際、スタイリングでこだわって、モデリスタエアロ装着車などを探してみてはいかがでしょうか。ぱっと見かっこよく、乗ったら乗り心地は最高。トランクも広く、後部座席も高級感とスイッチ類の機能性も満載。そして踏めば速い。都内の車庫入れもほとんど心配なし。
意外な良さが満載のこのクラウン、この機会に検討対象に入れてはいかがですか。この時期ならではの超お買い得車両を長く所有し、有意義なカーライフをお過ごしください。
コメント