これまで何台かオープンカーをご紹介してきましたが、昨今のオープンカー不人気に乗じてお値打ちのモデルを多く取り上げてきました。今回もお値打ちではありますが、中古車でも300万円以上のラインナップです。これまでよりもハイパワー、高級モデルのメルセデスAMG CクラスカブリオレC43。新車時価格は、車体だけで1000万円オーバーで、維持費を含め、走行性能・快適性のバランスが取れた高性能オープンカーと言えます。高級感あるデザインに加え、AMGならではのスポーティな走りと実用性を兼ね備えています。
こんな車が、今では300万円台で購入可能です。多くの方に興味を持ってもらうえるものとなりましたので、性能・維持費について少しみてみます。
走行性能
C43カブリオレには3.0L V6ツインターボエンジンが搭載されていて、最高出力は390馬力、最大トルクは53.0kg•m(2018〜2022年 後期型)と滑らかでトルクフルな加速特性が大きな魅力です。アクセルレスポンスが良く、最大トルクも2500回転から発生、低回転域からムラなく発生するため、高性能ながら特別な意識は不要で扱いやすいエンジンです。ミッションは9速ATとなる「AMGスピードシフトMCT」でシームレスな走り。組み合わされる駆動方式は4WD(4MATIC)による安定した加速、そして「AMG RIDE CONTROL」サスペンションによる高いコーナリング性能が特徴です。電動ターボの採用により低回転域でのレスポンス向上とターボラグの解消が図られているため、街乗りから高速走行までストレスなく、NAのようなリニアな吹け上がりでドライブできます。
また、スタイリッシュなオープンボディは高い剛性を持ち、オープンながら静粛性も確保されています。コーナリング中のロールも抑えられており、長距離ドライブでも疲れにくく、アクセルレスポンスやシフトフィール、エキゾーストサウンドまで徹底的に作り込まれています。
デザインと装備
C43カブリオレは外観・内装ともAMGらしいスポーティさと上質感が特徴です。コックピットにはカーボンパネルや高級人工皮革ARTICOを採用し、快適さとラグジュアリー感を演出しています。
維持費
C43カブリオレの年間維持費は、意外にも3000ccクラスの平均よりも安い傾向にあります。主な内訳は以下の通りです。
- 年間走行距離3000km:21万円前後
- 年間走行距離5000km:25万円前後
- 年間走行距離7000km:29万円前後
維持費には燃料代(ハイオク 180円/Lと仮定)、オイル交換(年1回)、タイヤ交換(6年毎)、任意保険、自賠責保険、重量税などが含まれます。燃料費の割合が高いですが、当然ながら走行距離が少なければその分コストを抑えられます。スポーツカーの中では、タイヤやオイル交換の頻度も比較的低いため、比較的維持しやすい部類です。
自動車税は3.0Lクラス(2996cc)の区分に該当し、任意保険も高額ですが、プレミアムカーとしては平均的な水準でしょう。モデル年式や使用状況によって変動するものの、極端に高額なランニングコストにはならない可能性が高いです。もし大きな故障などがあった場合は、やはり部品代等は高くつくことが想定されます。そのための予備資金は必要ですね。
総評
C43カブリオレは「高性能・快適・ラグジュアリー・維持費控えめ」という点と、後席も使用できる事から、日常使いからドライブまで満足できる選択肢かと思います。走行性能の迫力と維持費とのバランスが秀逸で、AMGらしい刺激的なドライビングとオープンカーの解放感を同時に楽しめる貴重な一台です。
主要年式のスペック&燃費
今回取り上げたC43カブリオレは、W205型を前提としております。こちらは「3.0L V6ツインターボ+9速AT」「4WD(4MATIC)」という基本構成を維持しつつ、マイナーチェンジによって出力・燃費・制御の最適化が図られています。特に2018年のマイナーチェンジを境にエンジン出力や装備、燃費面で違いが現れます。以下、代表的な年式ごとにその走行性能と燃費の違いをまとめました。
| 年式 | 出力(PS) | トルク(Nm) | 0-100km/h加速 | 燃費(JC08) |
|---|---|---|---|---|
| 2016-2018前期型 | 367 | 520 | 4.9秒 | 11.4~8.9km/L |
| 2018-2022後期型 | 390 | 520 | 4.7~4.8秒 | 9.7~8.8km/L |
高級スポーツの性能を持ったオープンカー。滅多にすれ違わない希少性も、所有感を満たしてくれます。洗練されたデザインと開放感、走行性能の全ての魅力を感じながら、是非、有意義なカーライフをお過ごしください。







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